事務局の渡辺です!10月9日、「~手賀沼から日本の魅力を見つけよう~ Discover the charms of Japan from Tega-numa!」と題した高校生企画のインバウンド観光ツアーを無事終了しました!そして、爽やかな秋晴れとなったこの日、第3期生のメンバーもプログラムの卒業を迎えました。
是非、ご一読ください!

1、これまでの活動(半年間の準備活動)

5月にスタートした第3期生の活動テーマ。それは、地元である柏市の観光資源を題材とし、外国人向けの観光ツアーをつくりあげるというものでした。2016年に過去最高の2400万人を超え、需要が増え続ける外国人観光客のニーズに応える事業をつくりあげることがGOALです。

そのために本年度は、以下の様な手順により、生徒自らの手で、半年間かけて観光ツアーを準備いたしました。

①柏市内の観光資源の調査
②ツアー対象とする観光資源の絞り込み(結果、手賀沼を選択)
③手賀沼で観光事業に取り組む合同会社EDGEHAUSさんに手賀沼の魅力と観光資源をヒアリング
④生徒による観光資源のあらい出しと精査
⑤「柏の葉インターナショナルビレッジ(KIV)」にお住まいの外国人の方々にプレリサーチ
⑥生徒による現地調査
⑦最終的なツアーコースの策定
⑧ツアーガイドを行うための調査と説明トーク(英語)作成

その結果(成果)として、実際に10月9日に外国人向けのモニターツアーを開催したという流れになります。

2、カヌー体験/Canoeing experience

ツアー本番、今年の10月は例年と比較しても雨が多い一か月となりましたが、当日は絶好の秋晴れ。気温も25度を超え、夏日となりました。そんなコンディションの中、生徒が用意したツアーコンテンツの第一弾は「カヌー体験」です。

カヌー体験①

カヌー体験は、外国人の方々にご協力いただいたプレリサーチで最も関心が高かったほか、何よりも「手賀沼」という湖沼の観光資源を楽しんでいただくうえで重要だと生徒が考えた、水辺のアクティビティです。今回は手賀沼フィッシングセンターに艇庫を構える「柏カヌークラブ」さんにご協力をいただき、手賀川のほとりからスタートするカヌー体験ツアーを実施いたしました。

カヌー体験②

水辺のアクティビティ、かつ全員がカヌー初体験ということで、最初は参加者の皆様の表情も不安から曇っていましたが、実際に水辺にでてからは、楽しそうな笑顔と歓声(英語と母国語で)が手賀沼の湖畔に響き渡りました。

カヌー体験③

関東圏で「カヌーができる場所」といえば、富士五湖や長瀞などの観光地が有名ですが、手賀沼は東京から30㎞圏内と比較的に都心に近い場所にあります。今回の体験ツアーを通じて、外国人の方々にも「日本の身近な湖沼」を感じ取っていただけたと思っています。

3、周辺探索/Explore around with high school students

お昼ご飯のお弁当を一緒に食べた後は、手賀沼の南側に拡がる丘陵地帯を探索するツアーに出かけました。この地域には農地が多く、また先祖代々の土地を継承する地主さんも多いことから、柏市内の中でも自然や生き物、そして旧家屋などの文化遺産が多く残っている地域です。

周辺探索①星神社

岩井地区の谷津を抜け「星神社」「土塁屋敷の長屋門」などの文化遺産を、生徒がツアーコンダクターとなり、英語で説明しながら案内いたしました。

手賀沼周辺の農作物手賀沼周辺の農作物

途中、広大な畑が広がる農地を通過する際には、柏地域で収穫できるかぶ、ねぎ、ホウレンソウ、青梗菜、根芋などの農産物の説明を生徒が行いました。

18手賀沼湖畔

将門神社では、「平将門」という日本史でも有名な豪族の説明と、将門神社の見どころの説明を行い、日本らしい風景の中に残る、日本の史実などもお伝えできたかと思っています。

卒業式①卒業式②

約2時間にわたるツアーで、午前中にカヌーも体験された外国人の方々にとっては体力的な疲れもあったかと思いますが、そんな事を感じさせないくらい、笑顔と、笑い声、そして英語によるコミュニケーションが絶えない、楽しい時間になったと思っています。翌日、外国人の方々からお預かりしたアンケートの内容もすばらしく、良い事業ができたと、生徒たちも喜んでいました。

ツアーの最後には、清々しい秋晴れの下、生徒たちに卒業証書の授与も行わせていただきました。まだ全員が高校1年生で、去年までに比べてもあどけなさが残るイメージもありましたが、最終日、晴れやかな笑顔で卒業証書を受けとる彼らの横顔は、ちょっと誇らしげで、ちょっと大人になった様に見えました。

この日の青空の様に、そして笑い声がたえなかったこの日のツアーの様に。
彼らの人生が、無限大の可能性を持ち、そして明るく楽しい日々になるように、これからも応援していきたいと思います。

第3期生のみんな、卒業おめでとうございます!
そして、彼らの活動を支えてくれた関係者の皆様、本当にありがとうございました!

また来年以降の夢マルシェプロジェクトにもご期待ください!